帰ってきたぜ、鹿児島

tomokito2015-12-23

毎年年末は毎年海外に出る我が家ですが、今年は夫の部活や同窓会、私の仕事の都合を考えると海外に出るのは不可能に近い。せめて本州は出よう!とクリスマス鹿児島旅へ。

鹿児島といえば、13年前の自転車日本縦断旅のスタート地点だ。色んな不安をチャリバッグの底の方に押し込んで、夜行バスで鹿児島に到着した。朝一番に鹿児島駅でチャリを組み立てて、雨の中北に向かって漕ぎ出したときの気持ちを今でももわっと覚えている。初日に早速グアテマラ時代の仲間が応援にかけつけてくれて、それがすごく嬉しかったんだっけ。今日向かうのはあのときの初日宿泊地でもあった霧島。感慨深い。

今日もあのときと同じように雨。本当は霧島神宮で10数年前のチャリ旅の報告をしようと思っていたのだけど、雨で外に出るのが億劫になって、お昼から1日のほとんどを宿で過ごす。旅の宿選びはいつからか私の担当になっているのだけど、私は適当に宿を選ぶことが出来ないタイプ。あらゆるサイトの宿や値段を比較して、評判や料金やランクをかなり細かく確認する。数日かけて宿調べを終えた頃には、その場所の宿泊ランキングと値段一覧が頭の中にできあがっているくらい。1日目の霧島温泉では、コストパフォーマンスを重視する私と値段高め希望の夫の中間くらいの宿を予約したんだけど、いいチョイスの宿であった。部屋のベランダに専用足湯があったのも良かったし、部屋もいわゆる旅館というより、アジアテイストで和洋折衷な雰囲気も私好み。貸切風呂が2種類あって、どちらも無料で入れるのも○。雨の中宿近くの温泉滝に連れて行ってくれたサービスもグッド。居心地のいい宿だと雨が味方に感じられちゃうくらい。

おっと、宿のくだりに力を入れすぎてしまった。到着してすぐの空港では、バス待ちの間にラウンジで焼酎飲んだり、立ち寄ったコンビニの焼酎の品揃えに驚いたり。お昼に黒豚と地鶏をいただき、部屋で新聞を読んだり本を読んだり足湯につかったりまったり過ごす。晩ごはんのときには2枚目のドリンクメニューに気付かず日本酒頼んじゃったから、2杯目はもちろん焼酎で。目の前に広がる霧の中の水墨がのような山々を眺めながら、今日だけで足湯に5回、温泉に4回も浸かっちゃった。温泉文化、大好きです。