思い出の整理が終わった

思い出の整理が終わった。

実家に最後まで残っていた1箱の手紙類。昔から手紙を書くのが好きだったので、もらった手紙は何百通ではきかない。鬼のようにある。グアテマラのときのもの、イギリスのときのもの、カンボジアのときのもの、ホンジュラスのときのもの、それぞれの手紙を読むと、そのときに泣いてもがいて突っ走っていた自分が透けて見える。自分宛ての手紙なのに、読むのがどこか恥ずかしい。

手紙を全て手元に置いておきたい気持ちも多々あるけど、手紙からもらった色んな気持ちは私の血となり肉となり私自身に蓄積され、もう私の一部になっているのだからモノがなくてもいいと思う。どうしてもどうしても捨てられない数通を残し、ありがとうという気持ちを込めて捨てた。

思い出の整理って書いたけど、よく考えてみるとこれって思い出の整理じゃない。思い出の整理はとっくにできてる。形を捨てただけ。