「海街diary」

tomokito2015-07-03

仕事後、ずっと見たかった映画「海街diary」。私が敬愛して止まない是枝裕和監督の最新作。

漫画を映画化したものだし、女優が長澤まさみ綾瀬はるかだから、正直そんなに期待はしてなかった。でも、その期待してなさが良かったのかもしれない。血が繋がっているからこその難しさや家族のかたちの作り方の悩ましさが素晴らしく緻密にかつ心に寄り添うように描かれているところが秀作だった。ところどころにクスッと笑えるエピソードが満載で、それが面白いだけじゃなくて、「それ、分かる!」という共感ポイントでもあった。4人姉妹の性格が言葉にも動作にも服装にも生き方にも出ているところとか、そんな姉妹や姉妹を取り巻く人々の心の機微が移ろいゆく季節に表れているのもよかった。すごく、ほっこりした。

帰り道、一緒に見に行った友達と夫と3人で半分外で半分中みたいな居酒屋に行ってビール。映画について3人で色々話しながら、そのまま私達の人生について話しをしていた。重なるところ、重ならないところ、色々あるね。