ブラックフォーマルってやつ

胸につっかえていたことが朝一番のメールで取れた気がした。お正月だけにね、お餅がひっかかったみたいだったから。

年明けの葬儀等々で受付をしていたのだけど、改めて自分がきちんとした喪服を持っていないことを恥ずかしく感じ、今日はデパートを巡って試着の嵐。最近は「喪服」とは呼ばず総称で「ブラックフォーマル」と呼ぶ。それすらよく知らなかったところからして、私のスタンダードはとても低い。

夫のボーナスでそのブラックフォーマルとやらを買いに出掛けたのは良いけれど、これがなんのなんの。意外に高いのだ。「10年使っていただくものと考えて、是非良い物を1着どうぞ」って言われたけど、次いつ使うのかも分からないものにそれだけつぎ込むことが出来ず、結局オールシーズンの真っ黒なスーツを購入した。webやデパートのブラックフォーマル専門コーナーに行くと、黒スーツはフォーマルではなくあくまでも準フォーマルだって言うけど、ブラックフォーマル用のスーツを用意しているブランドも多いし、ブランドの担当者は口を揃えて「最近はこれで全く問題ない」というので、それを信じて着回しができそうなものをゲット。ふぅ、1日仕事だった。

悲しい場面でこのスーツを使うことがないような1年になりますように。