映画「小野寺の弟、小野寺の姉」

仕事帰りに、映画「小野寺の弟、小野寺の姉」。ちょうどいい時間に見れる映画がこれくらいだったし、映画仲間が見たそうだったから軽い気持ちで見たんだけど、これが意外に楽しかった。

映画の最初くらいにこんなシーンがある。我が家でも日々繰り返されてるシーンでデジャブのようだった。
姉「宛先間違いで届いたハガキをご近所さんに届けるからついてきてよ。」
弟「1人で行けば?」
姉「じゃんけんしよ。私が勝ったら、一緒についてきてよね。」
弟「俺が勝ったら?」
姉「じゃんけんが強いんだなぁって思うだけ。」

軽い笑いのジャブがあちらこちらに散りばめられていて、片桐はいりワールドの独特さも手伝って、映画の中で何度も声をあげて笑ってしまった。後ろに座っていたお客さんもゲラゲラと。ちょっとはずした面白さの中にお互いがお互いを思いやる家族のしんみりさもあって、仕事でちょっと疲れた水曜夜にぴったりの映画だった。あー、楽しかった。