「ふしぎな岬の物語」

職場の昼休みに映画のチケットを買いに行けて、仕事後すぐに映画を見に行けてしまうありがたさ。今日は同じく仕事帰り徒歩で映画館までやって来た友達と合流して、モントリオール世界映画祭で賞を取った映画「ふしぎな岬の物語」。

ザッパーンと岬に打ちつける荒波とは対照的に優しくあたたかい人との繋がりを生みながら映画は進む。どうしても吉永小百合の映画は彼女に焦点があたるという偏りが見られる傾向があり、今回の映画もその例外ではなかったし、賞を取る程かは疑問だけど、なんとはなしにほっこりした。阿部寛竹内結子の演技のはまりっぷりも良かった。先日亡くなったちりとてちんおじいちゃん役の米倉斉加年の最後の作品でもあった。主題歌が村治佳織というのも、意外にしっくりきた。でもやっぱり同じモントリオールで賞を取った呉美保監督の「そこのみにて光輝く」の方が断然良かったな。

https://www.youtube.com/watch?v=ZtgGLLdM2RM:MOVIE