そこのみにて光輝く

tomokito2014-09-13

3連休初日。夫が明日明後日と卓球部の試合引率なので、今日は一緒に映画「そこのみにて光輝く」。見たかった映画なのに見てないうちに終わってしまったんだけど、今日から1週間だけリバイバル上映。リバイバルなのに結構な人入りで、前から2列目で見る。

決して明るい映画ではないけど、私が好きなじわっとした重みのある映画。見て良かった。人の感情というのは悔しさも悲しさも憎しみも愛しさも心の奥から沸いてくるもの。そして憎しみと愛おしさが時にはいっしこたんにやってきたりするものだ。地方都市ならではの閉塞感と、でもそこからやっぱり離れられない人達を取り巻く心のうちを描きながら、最後に後ろから差し込んでくる朝日がこのタイトルを象徴してる気がする。家族を背負った千夏が苦しく愛おしい映画だった。

ここ10年の邦画はこんな重たく深く悩ましい映画が増えていて素晴らしい。邦画界にさらなる躍進を。