民泊体験

tomokito2014-08-30

仲良し余島仲間で車に乗って徳島へ。徳島に行くときに必ず徳島道から眺めるのが、私が昔住んでいたアパート。ちょうど高速から目の前に私が住んでいた部屋のベランダが見える。誰かの洗濯物が干されていた。いつもここを通るたびに、初めての1人暮らしだったここでの日々と、今どこの誰が住んでいるんだろうかという好奇心で、じっと202号室を眺めてしまう。

今日徳島に向かったのは、友達が働く大学(私の母校でもある)の慰安旅行に合流するためだ。私も余島仲間もましてや私の夫も大学勤務ではないけれど、徳島の東みよし町をフィールドにしている人類学の先生が誰でも連れておいでーと言ってくれたそうで、その言葉をそのまま鵜呑みにしてやってきた。

今回は2人か3人ずつが民家にお邪魔して宿泊するという民泊。初めての経験だったけど、本当に人んちにお邪魔している感じがとても新鮮。両親と同じくらいの年齢のご夫婦と30代の娘さんが迎えてくださって、ここでの田舎暮らしについて色々と教えてくれた。途上国の色んな奥地の村に行ったことのある私だけど、ここの奥地っぷりはすごい。真っ暗で街灯1つないクネクネの崖っぷち山道を走ること15分、山の中腹に突然家が出てきたって感じ。もちろん家に鍵はかけないし、1人1台合計5台あるという家の車は常に鍵をつけっぱなしなんだそうだ。すごすぎる。でも、学校に通うのが大変だったという話や過疎化が進んでいるという話、修学旅行生が民泊でやって来たときの話など、色んな話が出来て楽しかった。なかなかこんな風に見知らぬ人んちの食卓を囲んで何時間も話す機会なんてないもの。

500m近くあるという山の中腹は風が冷たくて、お布団をしっかりかけて寝ないと寒いくらいだ。