生まれて初めてのクレーン車

tomokito2014-06-24

仕事で、生まれて初めてクレーン車なるものに乗った。軽い気持ちで螺旋階段を上り始めたのだけど、螺旋階段の手すりも階段自体も驚くほど簡素で、ふと下を見たときに足がすくんだ。高所恐怖症というよりむしろ高いところが好きな方だけど、下を見ないようにして上を目指す。クレーン車は1畳くらいの箱で、そこでクレーン運転士の人がコンテナを操作している。底は透明のガラスで下のコンテナが見えるようになっていて、レバーと画面を駆使してコンテナを持ち上げて動かす。なんだこの男らしい空間は。ステキすぎる。

通常担当する仕事はどちらかというと教育とか保健とか防災とかソフト系が多いんだけど、今回初めて担当する港湾の仕事が新鮮で面白い。今までモノがどこから誰の手に渡ってどんな風に日本に運ばれているかを大ざっぱにしか把握していなかったけど、仕事を通してどんな業者がどんな具体的な作業を行って実際にモノが輸出入されるかを知った。クレーンを動かす人やコンテナをトラックで運ぶ人、船への積み荷を計画する人、倉庫にモノを運び込む人、管理する人など、たくさんの人の努力と時には危険と隣り合わせの仕事でモノが運ばれている。

食べ物を口にするときその命に感謝していただくように、モノを買うときその過程に携わった人達に感謝してモノを手にしたいと思う。