徒歩でとほほ

tomokito2013-06-16

自転車で湊川まで行って、新開地パルシネマ。1人で行こうと思っていたら、余島の後輩も同じ時間に1人で行くというので、ちょっと早めに合流して一緒にインドカレーランチ。チキンバターカレーうまし。

2本で1200円という愛すべきアナログな映画館、今日は「家族の想いはそれぞれ」というテーマで、1983年の映画「細雪」と1961年の「小早川家の秋」の2本立て。どちらも日常を細やかにゆるやかに丁寧に描いている。今の世の中では代わりつつある日本的な家族観や女性を伝統的に描いていて、原節子の「品行は直せても、品性は直せない」という言葉が印象的だった。日本映画っていい。

今日は父の日ということで、夜は父と私達夫婦3人で割烹料理へ。父と母では話す分野や方向性が違っていて、父とは結構政治や哲学、思想の話をする。そしてそれが楽しい。実は化学者になりたいと思っていた頃があったこと、仕事を辞めるときにたくさんの人に感謝されたことがとても嬉しかったこと、高校時代の歴史や生化学の先生が印象的だったこと、職業観について、祖父との関係についてなど色んな話をした。父の日に父と外食をするなんてほとんどしたことないのだけど、お店の人が「父の日を娘夫婦に祝ってもらえるなんて幸せですね」と言い、父が「本当に最高に幸せです」と答えていたとき、ちょっと涙腺が緩みそうになった。

盛りだくさんでお腹いっぱいになって帰宅したけど、夫はさらに近所のBarで同僚と飲み、チャリで行ったのに徒歩で帰ってきた。徒歩でとほほ。