イカナゴの季節

イカナゴの季節。母が実家で6キロのイカナゴを炊いて分けてくれた。

大きくなるまで知らなかったけど、イカナゴというのはこの辺りだけの風習らしい。それも関西とかいう大きな地方ではなく、明石、神戸、淡路など播州阪神地区辺りだけの風習で、周りの人に聞いても大阪や京都でイカナゴを炊く人はほとんどいないからとても限定的だ。3月上旬だけのものだから、この時期になると駅もスーパーも百貨店もイカナゴ商戦真っ只中で、スーパーにはイカナゴを炊く用のみりんや醤油がセットになって売っていたりする。今日も明石在住の同僚が1つ目のタッパにノーマルなイカナゴ、もう1つのタッパにクルミ入りのイカナゴを持ってきて、みんなに振る舞っていた。

大学時代我が家に半年ほどホームステーしていたアメリカ人が、「日本料理で好きな食べ物はIKANAGO!」と言っていたけど、この辺り以外の日本人が聞いたら???ということになるんだろうな。