レ・ミゼラブル

クリスマス休暇をはさんでからの仕事はキツイけど、記憶を取り戻しながら1日を乗り切り、仕事の後、クリスマスデートで映画「レ・ミゼラブル」。

母がミュージカル好きだったので、昔からよくミュージカルに連れて行ってもらっていたのだけど、その中で一番好きだったのがこのレ・ミゼラブル。小学校高学年くらいで見たときにはよく意味が分からなかったけど、中学か高校でもう一度見たときに衝撃を受けた。とにかく、自分が今まで受けたことのないガツンだった。感動して、胸が痛かったのを覚えている。当時は恋らしい恋なんてしたことがなかったくせに、エポニーヌが叶わない恋の相手にライバルからの手紙を届けるシーンが好きで、恋ってなんて人間らしいんだろうと思った。

レ・ミゼラブルのミュージカルが好きだから、自分が持っているレ・ミゼラブル像を壊されるのが嫌で、映画を見るのが少し怖かったのだけど、とにかくミュージカルに忠実だった。歌もシーンも全て。ストーリーの分かっている映画や本を2回見るのは好きじゃない私だけど、今日はその先どうなるかが分かっているのに、切ない気持ちになったり、共感したり、ほっとしたりしながら映画を見ていた。それぞれの人が人生に迷い、悩み、ぶつかりながら生きていくのと、革命が起こっていくのがリンクしていく。自分が生きている社会と自分の人生って切り離すことはできない。

自転車で帰る帰り道は、レ・ミゼラブルソングをオンパレードで歌い、涙ぐんだりして。道行く人達にはさぞ怪しく映ったに違いない。

http://www.youtube.com/watch?v=NTE8tyTOZxU:MOVIE