「前衛的」をどう説明する?

tomokito2012-03-25

余島仲間に誘われて、国立国際美術館草間彌生展へ。正直、直島のかぼちゃが草間彌生の作品だったということを今日知ったくらいだけど、創作力とインスピレーションが体から沸いてくる人なんだろう。体の中のむずむずが細胞レベルに分解され、絵にぶつけられていた。ミトコンドリアや体の中を走るみみずや目や鼻や口や、そうした体の中に蓄積された形にならない諸々が絵にあふれ出ていて、描くことで生きているという彼女の思いが絵から伝わってきた。

帰り道、一緒に行った3人で堂島川を眺めながら遅いランチ。前衛的とは何かという話題で盛り上がったけど、答えは出ず。家に帰ってネットで見てみたら、もともとはフランス語の「アバンギャルド」の訳語で、本来は軍事用語で「最前線」の意味なんだそうだ。私にとって「前衛的」ってのは、一世代を先を行ってる感覚なんだけど、友達からは「でもその感覚って今だけのもので、移り変わっていくやん?」との指摘あり。うーん、前衛的を言葉で説明するのは難しいので、やっぱり草間彌生風に、全裸になってペイントしている人をさして「こんな人たちが目指してるもの」というのが一番分かりやすいのかもしれない。