車いすでは大学に入れなかった時代

tomokito2012-02-03

今日も首都の関係機関回り。朝は一緒に来た人や現地の人、現地の日本人が1時間のラジオ番組に出るのを見守ったり。

先日大学の話を書いたけど、一緒に出張に来ている人が1980年代に車いすで大学に行こうと思ったら、まず理系は研究室や実験ができないからと全て断られたと言う。そのため、数学で受けられる商学部に切り替えて探したところ、私立の2校しかなくて、そのうち1校は車いすの受け入れはしていなかったので受験は1校しかできなかったのだそうだ。さらに、大学に入ったら、車いすの人が大学に入ったということだけで全国紙全紙で記事になったという。そんな時代があったんだ。

ちなみに、その人は車いすでヨーロッパに行き野宿をしたり大阪から東京まで車いすで旅したり、とにかく色んな新しい取り組みが何度も新聞に載ったせいで、見知らぬ人が突然「弟子にしてください」と家に来たんだという。さらに、そんな人を受け入れて何年も色んな人と住んでいたというからこれまたびっくり。

色んな人と出会って、話して、少しずつまた新しい世界が広がっていく。そんな感じがたまらない。