中東旅3日目

tomokito2011-12-30

今回泊まったホテルはロケーションがいまいちだったけど、何が良かったって朝ごはん。ありとあらゆる種類の野菜が豊富にあって、酢漬けの魚やオリーブ、パプリカやズッキーニのマリネを生野菜にたくさん混ぜ、朝ごはんをふんだんに食べたので、昨日も今日も昼ごはんらしい昼ごはんはスキップするくらいだった。

午前中は、ホテルの近くにあったホロコーストの記念館へ。こんな人間の重い悲しみをあらわにして過去から学ぼうとしている地であるのに、何故イスラエルパレスチナを憎み続けるのか。最後の慰霊碑を見ながら「安らかに眠って下さい。過ちは繰返しませんから」という広島原爆慰霊碑の文言を思い出していた。

昼前に、タクシーで国境であるキングフセイン橋へ。この橋は日本がODA事業で造った橋のようで、箸に日本のロゴが入っているのがバスからちらっと見えた。こういう瞬間ってなんか嬉しい。イスラエルを出国し再びヨルダンに入国。イスラエルではyesのことをkenというので、夫の名前が連発されているようで親しみを覚えていたんだけど、ken連発国ともお別れ。シャローム

国境に止まっていたタクシーと交渉をして一路ペトラへ向かう。地図で見る限り結構遠いし、2-3時間はかかるだろうと思っていたら、色々と不安要素が出てきた。その1:タクシーの運ちゃんがペトラに行ったことがないらしく、道を聞きまくっている。その2:車がおんぼろで平均時速が50kmくらい。その3:全然目的地に到着しないので運ちゃんが不安そう。不安をかき消すべく色々歌を歌ってくれたのだけど、歌うと時速が30kmに。その4:時速が遅いので、到着前に日が暮れそう。その5:ペトラまでは国の主要ルートを通るはずなのに、幅の狭いものすごい山道を延々と走ってる。あってる?その6:運ちゃんは英語がほとんど話せず、アラビア語と日本語と英語をごちゃまぜにして会話。通じてるのか?私たち2人だけならまだしも、義母と義妹を連れてきているというのに大丈夫かな、、、と心配していたら、4時間半くらいでやっとペトラに到着して、ほっと一安心。運ちゃんはこれからまた車を走らせ首都まで戻るというので、普段はほとんどしないけど、交渉料金より少し上乗せしてお金を渡した。と言っても、4時間半で60ディナール(6600円)、1人15ディナール(2200円)という元々の料金自体が安価だし。

ホテル近くのレストランでヨルダンの料理を色々食べて、21時半には就寝。今日は一日の大半を移動に費やしたけど、移動だけでも結構疲れたりする。最年長のお義母さんがすこぶる元気で良かった。