中東旅1日目

tomokito2011-12-28

昨晩23:40発の飛行機に乗って、10時間ちょっとのフライトでドバイへ。義妹は機内食の朝ごはんで白ワイン頼んでた。すげぇ。いつものごとく飛行機で睡眠不足を解消し、ドバイからさらに4時間乗って昼前にアンマンに到着。ずっと来てみたかったヨルダン=ハシミテ王国に足を踏み入れた。ワクワク。

と言いつつ、アンマンの空港からまず向かったのはイスラエルとの国境。せっかくここまでやって来たので、まず2泊3日でエルサレムに向かうのだ。最初、今回の旅の行き先をヨルダンと決めたときは、エルサレムがこんなに近いとは知らなかったので、エルサレムに行けると分かった時はとても嬉しかった。なんといっても3つの宗教の聖地なのだ。バックパッカー時代に出会ったイスラエル人たちやイスラエルという国のパレスチナに対する態度を思い出すと、イスラエルに対して決して好印象は持っていないけど、聖地には行ってみたい。それだけ多くの宗教が集まる理由がそこにはあるはずだ。胸が高ぶる。飛行機の中で大急ぎで「イスラエルパレスチナ」という本を読んだけど、2章目に入ったところでタイムアウト

国境まで車で40分くらい。イスラエルの国境は審査が厳しいと聞いていたけど、1時間ちょっとで終了して逆に拍子抜け。でも、パスポートにスタンプを押されてはシリアやレバノンなど今後行けなくなる国が増えるので、チェックのたびに「No stamp!Other paper!」を連発。何度も言うもんだから、係の人に「I know, I know」と迷惑そうな顔をされた。そのくせ「Why you don’t want stamp?」とかいちいち聞いてくるんだもん。もぅ。さらに、せっかくイスラエルに入ったのでヘブライ語を使おうと、「トダラバ」(ありがとう)と言ってみたら「僕はアラブ人だからヘブライ語じゃなくてアラビア語なんだ」と言われた。そっか、難しいな。

国境を無事通り抜け、死ぬほどレートの悪い銀行で日本円をヨルダンディナール経由でイスラエル通貨に変て、8人乗りの相乗りバンでまずエルサレムの中心街へ。中心部でタクシーを捕まえようとすると、メーターは使わない、今は渋滞がひどいから数千円必要というタクシーがほとんど。一旦乗ったタクシー運ちゃんともケンカして、トランクからスーツケースを出したりしてヤな気分になったりしたけど、数台聞いて結局一番ましだったタクシーに120NIS(約2700円)払って郊外にあるホテルに行ってもらう。国境からタクシーで直接ホテルに向かうという手もあったけど、相乗りのバンでまず中心部に行ってからタクシーに乗る方が安いという計算だったのに。ま、ホテルが1人4000円くらいだから足して2で割って良しとしよう。タクシーを使うときは4人という人数がちょうどいい。

荷物を置いてから、今度は電車で中心部へ。1回6.25NISだから140円くらい。駅も電車もすごくきれいけど、切符を売る機械が極端に少なかったり、お釣りが切れていたりする辺りが国の発展途上名具合を感じさせる。新市街をウロウロし、地元の市場で野菜や果物を見、納得の価格で両替して、こじゃれたレストランで一息。ドイツのビールなんか飲んじゃって、みんな疲れているわりにご機嫌だ。