Fuji Rock1日目

tomokito2011-07-29

朝の7時に到着する予定だったのに、豪雨のため道が封鎖されているという。ま、まじすか。一抹の不安を覚えつつも睡魔には勝てず、結局昨晩22時前に出発してから到着まで延々と寝続けていた。夜行バスであんまり寝れない夫よ、すまぬ。

朝9時半頃苗場の会場に到着。通常のキャンプ場ではなく、バスツアー利用者専用キャンプ場というところに初めてテントをはったんだけど、通常のキャンプ場みたいに坂じゃないし、トイレも水場も近いし、テント数も少なくて快適。こりゃあなかなかいい。しょっぱなからの雨で、いきなり立てたテントの中で雨宿りをする羽目になったけど、なんといっても今回のテントは妹が結婚祝いに買ってくれた大きくてしっかりしたテントだから、前のテントみたいに雨漏りすることも下から雨が染み込むこともない。雨だって、快適そのものだ。

とは言え、雨だと出足が鈍ってしまうもので、一番最初に見に行こうと思っていた毛皮のマリーズは、テントの中で雨宿りをしている間に終わってしまう。聞いてみたさはかなり高いバンドだったんだけど、雨に負けてしまった。でも、その間しっかりゴアのカッパとゴアの帽子、ゴアの登山靴で雨対策をしてから、いざ会場へ。入口には長い列ができていて、テンションがあがる。ただいま、Fuji Rock

しょっぱなは大橋トリオ。めちゃくちゃいい。西の相棒がお勧めというだけあって、このFuji Rockの雰囲気にも、今の自分にもしっくりきてすごい良かった。後ろ髪をひかれるように大橋トリオを途中で切り上げて、大好きなソウル・フラワー・ユニオンへ。もともとその反社会的な歌詞も沖縄色をふんだんに取り込んだ曲調も好きなんだけど、何よりもロックフェスで盛り上がるのは既に北海道のRising Sun Rock Festivalで経験済み。そして、今回も期待を全く裏切らないアクトに心が震えた。なんていうのか、とにかく魂に直接歌い混んでくる感じがとてつもなく気持ちいい。最後は「うたは自由をめざす」を会場の人たちではもり、東北へ歌い、彼らが退場しても、しばらく観客が歌い続け、その歌声は消えることなくずっと歌い続けられて、何度も鳥肌がだった。歌の力ってあるんだな。

もうこれだけで十分お腹いっぱいだったのだけど、その後もサニーデイ・サービスMANU CHAOSAKEROCKArctic MonkeysColdplayとゴージャスな顔ぶれが続く。Coldplayは武道館でライブに行ったし、夫はすべてのアルバムを持っていて、授業でも取り入れたりするくらいに好きみたいで、隣でシャウトしては踊りまくっていた。いやはや、1日目はやばいくらいにすごかった。大満足。


ソウル・フラワー・ユニオン「続・うたは自由をめざす!」

ちらばって うたは自由をめざす
混ざりあって うたは自由をめざす
傷つけあって うたは自由をめざす
手を取りあって うたは自由をめざす

デタラメだらけの神々 家畜の歌合戦
世界の終わりのはなしが 茶の間に花そえる
ゲットーから うたは世界をめざす
戦場から うたは自由をめざす

這いつくばって うたは自由をめざす
こんがらがって うたは自由をめざす
とっちらかって うたは自由をめざす
体を張って うたは自由をめざす
路地裏から うたは自由をめざす

ドヤ街から うたは自由をめざす
傷つけあって うたは自由をめざす
手を取りあって うたは自由をめざす

バグダッドで うたは自由をめざす
ノース・コリアで うたは自由をめざす
辺境から うたは自由をめざす
バビロンから うたは自由をめざす