ユーコン川1日目

tomokito2011-07-18

  • 本日走行距離:36km
  • 全走行距離:36km
  • 残り:276km

朝、ホテルのレストランでがっつり朝ごはん。オムレツを頼んだら、卵4個くらい入ってそうなバカでかい焼きすぎオムレツと日本のジャガイモ1袋分くらいありそうなポテトが載ったプレートが出てきた。そりゃ、しっかり食べたいと思って頼んだけどさぁ。

朝7時半から開いているスーパーやホームセンターでカヌー下りに持って行くものを調達。日本で買うより安いはずと思ってたけど、カナダドルアメリカドルほど円高でない上、準ユーコン州のホワイトホースは大都市から離れているため輸送量がかかっており、意外に日本と同じかそれ以上くらいの値段がする。1週間分の食料や、焚き火台、革手袋、頭からかぶる蚊よけネットや釣り道具、釣りのライセンスなど、じゃんじゃん買う。値札とか全然見てない。

食料は、カヌーレンタル会社から借りた大きな食料樽と日本から持ってきた小さいクーラーボックスへ。その他の荷物は、これまたレンタルした2つのでっかいドライバックに詰め込み、万が一沈しても濡れないようにパッキング。念のため、ドライバックの中の全ての持ち物を小分けにして圧縮パックに入れているので、モノを取り出すのが大変そうだ。

旅の前半はユーコン川支流のテスリン川。日程や距離によって色んなルートがあって、多くの人がホワイトホースから出発するんだけど、初日に流れがなく向かい風が多いと言われるラバージュ湖があるため、自然がさらに手つかずと言われるテスリン川とし、ホワイトホースから車で1時間半程走ったJohnsons Crossingが私たちの出発点。この辺りの情報は、ボリビアの安宿で出会ったユーコンカヌー歴200泊という友達から色々と教えてもらった。あいにくの天気で初日はかなり苦労する。途中、雨と風が激しくなり白波が立ち、そこはまるで海のよう。かけ声をかけながら漕ぐもかなり不安になり、2人きりで川を下るという挑戦は無謀だったかもしれないという思いが脳裏をよぎる。アメリカにいるときに3泊4日の川下りをしたり、余島キャンプ時代にカヌーで無人島に行ったり、吉野川カヌーマラソンに出たりもしたけど、素人は素人。夫はカヌーに乗ること自体が初めてだから、私の夢につきあわせてしまったことを反省しつつ、ひたすらに漕ぐ。救いは、今が完全なる白夜であるということ。24時くらいまでは日が落ちず明るいし、日が暮れた後も空はずっと白んでいるので、今日は頑張って22時まで漕ぎ、テントを設営し、寝間着に着替える余裕なんかなくバタンキュー。キャンプ場の前では、頭に草を乗っけたビーバーがちょこまかと泳いでいた。癒される。

目を閉じてからも、気持ちが明らかに興奮していて、なんか眠れない。熊がこないかドキドキしているのもあるだろう。新婚旅行でユーコンを下るのが夢だったから、これは私にとって2回目の新婚旅行なのです。

  • 昼ごはん:朝ごはんが多すぎて、食べられず
  • 晩ごはん:スーパーで買った出来合いチキンとトマトのつまみ食い