慣れてイスタンブール

tomokito2011-01-05

イスタンブール5日目。町が自分にしっくり馴染んできた感じがある。ここちよい。

今日は昨日定休日だったトプカプ宮殿へ。ここは、コンスタンティノープルを陥落したマホメッド2世が住んでいたところで、対岸のアジア側や同じヨーロッパ側の湾の向こうも見渡せる丘の端に建っている。目の前に広がるボスポラス海峡を行き来する船を見ながら、今は平和なこの湾も、つい500年ちょっとほど前までその領土を巡ってトルコと東ローマ帝国の間で激しい戦いが繰り広げられていたのだと想像すると、なんとも信じられないような、でも同時に目の前にその情景が想像できるような不思議な気持ちになる。博物館にはこれまで見たことのないような大きなダイヤモンドやルビーやエメラルド。でけぇ!

昼ごはんは東京時代の同僚と合流。今はイギリスの大学院で勉強中なのだけど、なんと偶然トルコに来ていると分かったので、急遽会えることになったのだ。Facebookで私がつぶやいたのを見て連絡をくれたのだけど、Facebookの威力ってすごい。お互いの近況を報告しつつ、イスタンブールの見所を伝えたり。もう5日目となると、すっかり先輩面しちゃったりなんかして。

スパイスマーケットでオリーブを大量に買い込んでから一旦ホテルに戻り、新しいホテルへ。一応新婚旅行なので、最後の1泊は5つ星ホテルを取ったのだけど、豪華ホテルに向かうのもトラムと市バスを使っちゃう私たち。ホテルに着いても、値段が通常レストランの何倍もするホテルのレストランでは落ち着いて食べることが出来ず、結局近くのバーに行っちゃったりして、豪華さにそわそわしてしまう。メニューの値段をチェックすることなく、バーンと注文できる人になりたいもんです。

でも新しいホテルのある新市街はこれまでいた旧市街とはまた雰囲気ががらっと変わって、トルコの日常に私たちがいさせてもらってる感じで新鮮だ。夜は、心が感じることを理屈で説明することなんてできない、したくないという私と、世の中の大半は理屈で説明できる、でも2人の関係性の中でその理屈をこねることはしたくないという夫との間で、あつい話を延々と。日本語が通じないお店でよかったかも?