歩く花
披露宴で友達が歌ってくれたのは、私の青春時代そのものでもあるブルーハーツの歌。
歌を歌う前に、その友達が言った。「この曲は花が主人公なんだけど、ある日その花は決めました。野に咲かず、山に咲かず、じっとしてるんじゃなくて、歩いて自分で愛する人の元に行こうと。ともは全然じっとしてないし、世界中飛び回ってるし、でも愛する人の元まで歩いてくことにしたんだね。おめでとう。」そんなことを話してくれた。
歌っているとき何度もその友達と目があって、痛いほどにあたたかい気持ちが伝わってきて、おんおんと泣いてしまった。素敵な気持ちをありがとう。
彼は言う。「覚えたり教えられたり勉強したりするんじゃなくて、ある日突然ピンときてだんだんわかることがある。」