留学生に英語で授業

日本に留学している欧米の大学生に授業。アメリカ人17人を筆頭に、カナダ人、イギリス人、フランス人、ドイツ人など、英語がネイティブの学生が多く最初は結構やりにくかったし、英語自体も不安だったけど、でも話し始めたら話したいことがどんどん出てきて、スピードアップ。なんとか最後までまとめることが出来た。

私が選んだ今日のテーマは「平和」。小学生への授業と同じように、授業の最初にいくつかの質問を用意したのだけど、その中の1つが「Do you think world peace is possible?」挙手で意見を表してもらった後、「越えなければならない課題はとてつもなく多いけど、私はそれを諦めたくないから今ここにいて、世界はいつか平和になると思っている。だから今日はそういうポジティブシンキングを元にこの授業を進めたい」とまず伝えた。何人かの留学生と目があって、しっかり頷いてくれた。

質疑応答で「一番辛かったことは何ですか?」と聞かれ、会議で泣いてしまった話をしたんだけど、そのときの悔しかったことだけじゃなく、自分の力不足も思い出して、体がぶるっと震えた。アメリカ人留学生が「学校では、アメリカが世界で一番援助をしているんだ。アメリカはすごいんだ。それだけを習ってきたから、他の国もこんなに援助をしているなんて知らなかった」と本音のコメントを素直に発表してくれた。イギリスの留学生からの最後のコメント。「すごく楽観的な考え方と前向きに生きる姿勢にびっくりしたけど、みんながあなたみたいだったら、平和も夢じゃないって思う。」嬉しいコメントだった。