空港は早目にあけてね

1日外出禁止令が発令されていたところ、10時頃「10時から17時までの外出禁止令一時解除」が発表された。これは、月曜日夕方からの外出禁止令が突然だったため、食料品や医療品、子供のミルクなどの備えがない人が多く、暫定政権の対応に対する不満、批判をおそれて決定されたことらしい。報道によると、外出禁止令による経済への打撃は1日約750百万レンピーラ、日本円にすると40億円とのことらしい。億という単位の大きさが問題なのではなくて、今日数10円の野菜を売らないと生きていけない人達がいる。そのことが問題だ。

外出禁止令一時解除が発表されるや否や、市民がスーパー、薬局、銀行、ガソリンスタンドに詰めかけ、どこもかしこもものすごい長蛇の列。私は急いで銀行の口座を解約したけど、ガソリンとスーパーは諦めた。昔、教科書で見たオイルショック時の写真みたいな光景だった。

セラヤ元大統領は依然ブラジル大使館におり、暫定政権ミチェレティ大統領との直接対話を交渉中とのこと。ここまできたら、直接話すしかないだろう。もともと親友なんだしさ。人が死んだり怪我したり罵りあったりしない方法でこの事態が解決されることを望みます。あ、空港は早目にあけてね。