日本の選挙と違うこと

選挙話の続き。

選挙で指が黒くなることの他に、日本の選挙と違うことが色々ある。例えば、日本の場合は投票用紙に自分で政党や人の名前を書くけれど、こちらでは投票用紙に顔写真と名前が掲載されていて、投票したい人の下に印を付ける。写真は読み書きの出来ない人*1のためだ。印は投票したい人の下に「×」マークを付ける。○ではなくて×を付けるのは、文化の違いか。ポスターやTVのコマーシャルなどでも候補者の写真や名前の下に大きく×印がついていたりするが、これは「こんな風に投票用紙に印を付けて下さい」ということ。昔グアテマラでこれを見たときには、反対政党の嫌がらせだと思ってしまった。

それから、選挙直前になると現政権がボコボコの道路を修理して自分たちの政党の力をアピールする。おかげで穴ボコだらけの道が、最近だいぶましになってきたのだけど、これも選挙に絡む特徴なんじゃないかな。

選挙一つとっても、その国の背景や文化が深く関係しているんだなと感じる。

*1:ホンジュラスの場合、識字率約80%。