22年前の今日

tomokito2008-10-03

22年前の今日、3名の協力隊の方がホンジュラス南部の村から首都に向かう途中、交通事故で亡くなられた。カーブの多い未舗装道路を走行中、車ごと崖の下に転落してしまったそうだ。そして、彼らにとってこの国最後の地となったモロイカ村は、10年前のハリケーンミッチで洪水で流され、当時建てられた慰霊碑も何もかも村ごと消えてしまったという。

今日は亡くなられた方の慰霊のために、首都の教会の庭に建てられている慰霊碑へ。「あれから22年が経ちました。」という事務所代表者の方の追悼の言葉に始まり、黙祷。22年前のホンジュラスはどんなだったろうか。どんな思いでこの国に来られたんだろう。夢もいっぱいあっただろう。好きな人だっていたかもしれない。彼らの思いを全て引き継ぐことは出来ないけれど、彼らがきっと願っていたこの国の幸せづくりに少しでも貢献できたら、それが若くして亡くなられた方達へのせめてもの供養になるだろうか。

22年前の今日、この国のために汗を流し、不慮の事故で命を落とした日本人がいること。それを忘れないこと。