ニカラグア3日目

tomokito2008-09-15

朝から散歩がてら教会巡り。この町には地図に載っているだけでも12の教会があって、1つ1つがそれぞれに異なっていて、見ているだけで圧巻。何百年も前に建てられた石に触ると、暑い日差しとは裏腹にひんやりと冷たく、その冷たさが私を遠い昔に連れて行ってくれるような気がした。ここでどんな生活をしていたんだろう、何を信じ、何を夢見て生きていたんだろう。時代が変わり、生活が変わっても、人間の根本は今も昔も変わらないんじゃないか、そんなことを考えていた。

朝ごはんは友達の家でナカタマル。これはラードで練ったトウモロコシの粉の中にチリや豚肉を入れて、それをバナナの葉っぱでくるんで茹でたもの。グアテマラホンジュラスのタマルは結構小さいんだけど、ニカラグアのタマルはでかい。降参です!というまで朝ごはんを食べ、お母さんも一緒に買い物に行き、レオンを後にした。

レオンから国境までは車で2時間程。ホンジュラス同様道路に穴ぼこが多く、いかにこの穴ぼこにはまらないように運転するかが大変。さらに突然牛や馬やロバが出てきたりするので要注意。国境では15%の酒税が免除になるため、チリ人の友達も私もそれぞれ10本のワインを買ってご満悦。さらに有名なラム酒「Flor de cana」やニカラグアのビールなどもスーパーで大量に買い込んでいたため、私の車はアル中専用車かと思われるほどの酒量となった。

国境からは4時間ほどでホンジュラスの首都へ。海抜0メートルに近いニカラグアの町から海抜1000メートル近くのテグシガルパに戻ってくると、空気が冷たくて気持ちいい。治安が悪く少し息苦しいところだけど、みんなで「ただいま」を言いあってそれぞれの家に帰宅した。楽しい旅だった。