ただいま

昼頃、ホンジュラスに到着。後ろ髪をひかれる思いで帰ってきたけれど、戻ってきて自分の家の玄関をあけて飛び込んでくる部屋の風景は、私を待っていた部屋の風景だった。懐かしくなって、少ししてからこの部屋が好きだなと思った。

電気代と電話代の支払期限がとっくに過ぎていたので、疲れた体にむちを打って銀行へ。当たり前のようにみんながスペイン語を話していて、自分も普通にスペイン語で話していて、なんだか不思議だった。銀行に行くために車を運転するも、日本の車の癖が出て、ウィンカーの代わりに何度もワイパーが。だから、雨は降ってないってば!

テレビをつけてNHK放送を見ようとするも、ない。NHKのチャンネルがなくなっている。一体全体どういうことだ。スペイン語力が低下している私へのお仕置きか?

帰国日を知っていたこっちの友達や職場の同僚たちが電話やメールをくれる。「会いたかったよ!」「待ってたよ!」」「寂しかったよ!」「仕事いっぱいたまってるよ!」最後の1文は余計だけど、些細な優しさが嬉しい。ここもれっきとした私の居場所。