悲しかったり、憎めなかったり

先週、隣国エルサルバドルからの飛行機が滑走路をオーバーランし、数名の方が亡くなった。今日聞いた話では、亡くなった方や病院に運ばれた方の荷物の多くが盗まれ、なくなってしまったらしい。病院に運ばれて今も入院されている人は、意識を失っている間に、ポケットに入れていた貴重品やパスポートまで盗られてしまったのだとか。日本でも「火事場泥棒」という言葉はあるけれど、なんだかこの国に対して急に悲しくなった。

夜はプエルトリコ相手に行われたワールドカップ予選をテレビ観戦。サッカーの試合と言えどもこの国で時間通りに始まるはずはなく、キックオフは1時間遅れ。試合前の国歌斉唱では、サッカー中継のアナウンサーがマイクをオンにしたまま国歌を歌っていた。音程、かなり外れ気味。結果は、無事4−0で勝利。色々腹立たしいことや悲しくなることも多いこの国だけど、どこか抜けていて憎めないところもある。

イヤになったり好きになったりを繰り返しながら、ちょっとずつ好きの方向に進んでいけるといい。