変わること、とどまること

今日は友達と鶏鍋。

ここ数日の飲みすぎで声が酒焼けしているのでお酒は1杯だけに控えつつ、これまでの生き方についてとか、これからの生き方についてとか2人で延々と語る。

私はやりたいことをやっている結果、ひとつの場所や組織や働き方にはこだわらず転々としているんだけど、彼女は11年間1つの組織に属し、変化しながらもずっと仕事を続けている。私のように自分のやりたいことを純粋に追い続けられることがすごいと彼女は言うけれど、私は1つの組織、場所に腰を落ち着けて何かを続けている人を尊敬する。住む地をどんどんと移動したり、新しい組織に入ったり、海外に住んだりすることにはもちろんそれなりのエネルギーを必要とするけれど、むしろその数年毎に巡ってくる色んな新しさが快感でもある。新しい人との出会いであったり、新しい土地での発見であったり、新しい仕事に対する知的欲求であったり、新しいことに対する好奇心であったりする。そして1つの仕事が終わって次の仕事を探すまでの空白の時間をどのように過ごして自分を充電するかを考えてワクワクし、限られた期間で仕事する喜びすら感じたりする。

場所も組織も含めてひとところにとどまるには「続ける」というエネルギーが必要だ。それは一般的に難しいことのように見えないかもしれないけれど、「とどまる」「続ける」ためには努力が必要。私にとってそのハードルはとても高く、難しい。私のようにやりたいことをやり続けるのは自分の心の声をキャッチして、そっちの方向に進んでいくだけだもん。好きなことを実現するための変化は苦にならないからね。

友達がお餞別にくれた指輪をはめて、カナダで買ってきたという藍色のパワーストーンを握ると、決して一筋縄ではいかないであろうホンジュラスでの日々も頑張れる気がした。不安は次から次へと沸いてくるけど、その悩みを超える発見やエネルギーや喜びを感じていたいと思う。場所や思いや方向性は違っても、お互いがんばろうね!