余島に行けなかったことよりも、楽しかった今日を喜ぶ

tomokito2007-07-15

子供達の朝は早い。さっき寝たところやん!と思いつつ、寝ている私の上を行ったり来たりする子供達を遠くに聞きながら二度寝、三度寝。隣の部屋からは、ギターとみんなの歌声が。ごはんだごはんだの歌や、コーコケコッコー夜が明けた♪なんて歌はいつぶりに聴いただろう。さらに、キャンプで朝一番に行う旗揚げのときの歌も聞こえてくる。くぅ、懐かしすぎるよ。幸せな夢を見る。

眠い目をこすりつつ起きて、シャワーを浴び、昼過ぎまでダラダラと。子供も総動員で掃除&ぞうきんがけ&洗濯を済ましてから、遅い昼ごはんにうどんを食べに行き解散。あー、楽しかった。余島には行けなかったし、カヌーにもヨットにも乗れなかったけど、それでもみんなでこうやって一晩を過ごせてよかった。メインはみんなで過ごすことだったからね。台風が嘘のような快晴が悔しいけれど、余島に行けなかったことを悔やむよりも楽しい今日を喜ぼう。

夕方に帰宅し、祖母を連れて家の近所を車イス散歩。太陽の光を浴びることも大切だけど、こうやって家の回りを見せることで祖母の記憶が色々蘇ってくる。そこがいいとこ。色んな記憶が薄れつつあっても、ここには昔呉服やがあったねぇとか、ここの奥さんとは仲良くしていたとか、昔はあの人が住んでいたのに新しいビルになっているとか、そんな記憶が蘇ってくるようだ。駅前まで車イスで行って、にしむら珈琲でお茶。単に忘れてるだけなんだけど、「こんなところに来たのは何十年ぶり!」と言ってはしゃいでる祖母はとてもかわいらしかった。かわいいというよりも、むしろ愛おしいという感情だ。たまに帰ってくるだけの私は、こういうおいしい役目やかわいい部分がたくさん見えるけど、毎日お世話してくれている姉や両親はかわいいところだけじゃなくて、大変なこと、イヤなことだって映るはずだ。ありがとう。

夜、再び余島なメンツと合流しクアハウス。その後ビールで再度乾杯し、コテンと寝る。余島の夢を見たかったけど、あまりにもはしゃぎすぎて疲れ、夢を見ることもなく深く深く眠った。