自転車日本一周中の事故

昨日の新聞に、80歳で自転車日本一周中だった方が、長野県の家まで後20kmという距離でダンプカーにひかれ亡くなったという記事が載っていた。

自転車で旅をしているとひやっとする瞬間がある。トンネルの中、ダンプカーの吸引力、暴走族の列、強い横風、積み過ぎた自分の荷物の重さ、カーブの下り坂、暮れかけの夕闇、対向車のライト、縁石、アスファルトのでこぼこ。私はそれでも無事に帰宅することができたけど(途中で骨折はしちゃったけど)、この方はどんなにか無念だっただろう。家を出るときも、家族には日本一周の旅に出ることを告げずにふらっと旅だったのだと言う。どこまでも、自然を愛する人だったとも。

ご冥福をお祈りすると共に、私が自転車日本縦断の旅に出ると言ったときに、私を見送り出してくれた両親が改めてすごいと思った。なんかさ、今さらならありがとうという気持ちだ。