マリーザモンチのライブ

以前ブラジルに住んでいた友達と一緒にマリーザ・モンチのライブへ。

昔、ボサノバやブラジルポップ(MPB)にはまっていたことがあって、ブラジルの音楽をよく聴いていた。特に好きだったのがガルコスタなんだけど、マリーザ・モンチはガルコスタとなんとなく似ている。美しいけれど透き通りすぎていないソウルフルな声、ややけだるく、それでいて軽快なリズム、風や空や太陽に溶け込みそうな空気のようにそこに流れているここちよい感じ。頑張りすぎていないのに十分すぎる風格が漂っていて、ステージの向こうの方に見える彼女はやはりMPBの巨匠だった。ライブもあまりやらないし、来日も長い音楽人生の中でまだ2回目だという。今日彼女の音楽を体に浴びることが出来た私は幸せだ。

ライブ後、体に染みこんだマリーザ・モンチに酔いしれながらビールとハンバーガー。震災と恋愛の関係についてとか。

日本にいる残り数ヶ月の間に、出来るだけたくさんの音楽を浴びたい。音楽とか劇とか食べ物とか旅とか、形には残らないけど心に残るものにお金をいっぱい使いたいのです。