1日に2度おいしい金曜日

昨晩ほろ酔い気分でライブから帰ってきて、パジャマに着替えたところで電話がかかってきた。踊り仲間から「今から踊りに行くけど行く?」の誘い。1時半に電話をかけてくる人も人だけど、即答しちゃう私も私。

頭の中はまだ沖縄音楽だったんだけど、六本木のブラジル系クラブへ入るとあっという間にラテンモードに。あぁ、人生はなんて簡単なんだ。サルサも好きだけど、ブラジルのゆるい音楽も大好き。踊るというより音楽にひっぱってもらえる感じで、音楽に体を委ねられる。ここは来ている人のほとんどが日系人なんだけど、彼らを見ていて思う。人を踊らせるのは血ではなく文化であり環境である。つまり、日系人の人たちと日本に住む日本人は同じようなルーツだけど、生まれ育った場所が違うだけでこんなにも違う。あの腰、あのリズム感、あのノリ。私だってブラジルに生まれていたら、あんな風にかっこよく踊れたのかな。くぅー。

さらに、新しいクラブへ連れて行ってもらったんだけど、ここがまたすごくいい。「気持ちいいーー!」と叫びながら踊った。ロックあり、トランスあり、ヒップホップあり、レゲエあり、日本ポップスあり。ブルーハーツや真心まで流れるクラブは初めてです。そして、とっても私好みな選曲にかなりやられて朝方まで。最後は麻布の立ち飲みやのおでんで締め。

家に帰り、既に届いている新聞を取ってから就寝。目を覚ましたのは日が暮れる頃だったけど、今日がどこへ行っちゃったかを憂うことなんてない。土曜に満喫すべきを先取りした感じだったからね。1日に2度おいしい金曜日。人生がこんな風に楽しいと、私はふやけちゃいます。