隣三軒両隣

普段よりだいぶ早起きをして、朝市へ。朝市といってもテント2つくらいの小さな市だけど、地元の大学と町が一緒になって取り組んでいて、開始前にはかなりたくさんの人。野菜は取り合いに。私もなんとなく触発され、キュウリ、赤カブ、りんご、ポインセチアを購入しちゃう。朝市の横には買い物を終えた地元のおばちゃん達が集まって、それぞれが作ってきた松茸ご飯や紫芋のおまんじゅう、菜っぱの煮物などをお互いに食べ合っていて、私たちもお腹がはち切れんばかりにお裾分けしてもらい、なんとも言えず心があったまる。

今日色々案内してくださった大学の教授は地域の活性化に取り組んでいらっしゃるのだけれど、大学のテーマが「アウトキャンパス」。体験や経験や触れ合いを通して外から学んでいこうという取り組みで、地元と連携して様々な面白い活動を行っていた。小さな大学だけに先生と学生の距離が近く、昨日の飲み会では酔っ払った先生たちが色んな学生に電話をして飲み会に呼び出すという場面も。学生と先生、先生と地域の人たち、地域の人たちと学生、三者スクラムを組んでいる感じ。こういう繋がりって素敵だ。

公民館や地域のお祭りにも連れて行って頂いたんだけど、どれも人との繋がりが希薄な都会ではありえない光景。東京に引っ越ししたとき、アパートの下に住む人や隣の住宅に手みやげを持って挨拶に行ったところ、友達に「東京では普通そんなことしないよ!」と言われたんだけど、隣三軒両隣なところっていいね。色々やっかいなこともあるだろうとは推測するけれど、人と人は支えあう方がいい。