marie claire 11月号

以前働いていたカンボジアの施設の子供達が、marie claire11月号に載っている。12ページも。

私が働いていた頃に施設にいた子供が大きく掲載されていたんだけど、顔つきがぐっと大人びていて、ちょっとどきっとした。彼の目に表れる心の奥の方の強い眼差しは変わっていないようだけれど、なんだか彼が大人になってちょっと遠くにいってしまったような感じがした。

雑誌には私たちの施設にいた男の子と女の子が結婚して産まれた子供も載っていて、なんとも言えない不思議な気持ち。結婚した、子供が産まれたと聞いても、やっぱり実感ってないし、想像が出来ないんだよね。幸せになって欲しい、そして2人で精一杯に子供を愛して欲しい、本当にそれだけを強く祈るよ。

最近は時々卒業した子供達からメールが届いたりする。メールが出来るくらいに勉強も頑張り、定職についている子がいる一方で、ほとんどの子供達は色んな問題を抱えながら前に進んだり後退したりを繰り返しながら毎日を生きているんだろうと推測する。便りがないのが良い知らせと思っていていいのかな。

カンボジアは私に色んな気持ちをくれたところ。行政側で働くようになっても、あそこで子供と向き合って感じた気持ちは絶対に忘れない。