JIB

この間神戸に帰ったとき、友達が久々にJIBの店に行ってきたと言っていた。

JIBは関西の(神戸の)文化である、と言っても過言ではないんじゃないだろうか。大学の時は、JIBを持っていない人がいないくらい周りはJIBだらけで、私も小さいポシェットからでっかいダッフルバックまで、とにかくたくさん持っていた。当時は名前や誕生日を入れるのが流行っていて、私のカバンにも例外なく、そしてしつこいくらいに名前がいっぱい。自分で色を決めて組み合わせられるのも流行っていた理由の1つだった。ヨットのセールと同じで、最初はすごく硬いんだけど使い込めば使い込む程くたっと柔らかくなる、その手触りも好きだった。

でもこの歳になるとJIBを持つのがちょっと恥ずかしいし、もういらんわーと友達に言ったら、その友達が新しく売っていたブックカバーを買ったという。それをちょっと見せてもらったら、これがなんだかすごくかわいい。「もうJIBは持てへんわー」と言った手前ちょっと悔しかったけど「か、かわいいやん」ととりあえず本音をちらり。そしてそんな私を笑いながら、友達がそのブックカバーをプレゼントしてくれた。ゆかり、ありがとう!濡れてもいいからお風呂でも読めそうです。こちら

かわいいなぁと思ったアナタ。私の真似をしてもよろしくってよ。