「断片的なものの社会学」
図書館に行く以外は1日家にいた。
読み終えた本がとても面白かった。岸正彦「断片的なものの社会学」。いつも感じているけどどうも言葉にするとしっくりこない社会にある価値観や考え方を、世の中に存在する言葉の中でもっともそれに近い表現にあてはめて説明してくれていると言えばいいだろうか。この人が取り上げるそんな考え方の1つ1つは、世の中のありとあらゆるどこにでも転がっていそうな小さなこと。それを取り上げてこう説明してくれるんだと、噛みしめながら読んだ。
気になった箇所にポストイットを貼りたかったのに、手元にポストイットがなかったから、近くにあったミスタードーナッツの割引券をビリビリと破ってポストイット代わりに挟んだら、割引券が何枚もに引き裂かれることになった。