オーナーシップとは

1ヶ月間準備してきた中南米の人たちとの交流会。

準備してきたのは私ではなく学生。私が決めてしまった方が早いし、楽ちん。でも、彼らが自分達で考えて、計画して、準備して、そのプロセスを学んで欲しいし、自分達の活動として実施したからこその達成感を感じて欲しいから、こちらはできるだけ何も言わないようにしてきた。これって、途上国でプロジェクトを実施するときと同じだ。私達はそれを「オーナーシップ」と呼ぶんだけど、主体的に関わっていなければ結局は自分の中に残らないし、言われてやってハイ終わり。

そういう意味で、今日の交流会はうまくいったんだと思う。進行や下準備が不十分だったところがあるとしても、それをどのように乗り越えて対応していくのかを学んだだろうし、うまくいったという達成感をきっと感じたことだろう。そんな様子が感じられたのが私も嬉しかった。

そんなこんなで、帰り道に学生と一緒に明石焼きを食べ、魚の棚をウロウロして穴子やエビを買った。この仕事も悪くないなと思えて夫と飲みながらそんな話をしたかったのに、出張でいないなんて。