110分の授業

tomokito2015-03-02

授業は午後からなので、名古屋らしくコメダ珈琲でモーニング。コーヒーを頼むと、無料でゆで玉子とトーストが本当についてきた。すごい。400円のコーヒーに無料で玉子とトーストがつくのと、400円で玉子とトーストとコーヒーがついたモーニングセットがあるのは同じなはずなのに、「無料で」と言われると喜んでしまう人間の性。

午前中で授業で話すことをなんとかまとめあげて、高校へ。今日は110分という今までの講演の中で最長だったのだけど、友人である教員が最初の30分は私にインタビューする形式にしたせいか、思ったよりもあっという間だった。生徒にもある程度馴染みのある教員が入っていることで生徒の緊張感も和らぐし、彼のうまいリードによりお互い話をしながら何度か笑いも取れた。うん、この形式はなかなかにやりやすい。

後半はカンボジア時代のDVDを見せたり、自分が途上国で直面した問題などを生徒達に紹介し、自分だったらどうするかを話し合ってもらったりした。昼休み直後だったし、教室に70人くらいがぎっしりつまっていたこともあって、やや眠たくなっている生徒もいたけど、目をキラキラ輝かせながら聞いてくれる生徒もこちらからよく見えてなんとか110分を乗り切る。休憩時間や授業後にも質問に来てくれたり、話をしに来てくれたりする生徒がいてくれて、手応えを感じられたのも良かった。

この学校、12年くらい前に私が自転車日本縦断をしていたときにも一度授業をさせてもらったことがある。その時に授業を聞いて刺激を受けた生徒が海外にその後飛び出し、7-8年して名古屋に戻って、最近は海外での経験談をこの学校の生徒に何度か話をしているという。こういう話を聞くと、一見点に見える授業が線になって動いていくような感覚があって、こういう仕事ってステキだなって思う。