「紙の月」

いつもの映画友と宮沢りえの映画「紙の月」。予告編を見たときから気になっていたのだ。監督は「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八監督。

ストーリーはそれはそれでとても怖いし、エンディングはいまいち腑に落ちない気がするのだけど、多分ここで描きたいのは主人公が最後どうなったかというところではないんだと思う。人間の欲望とか摂理とか隠せない何かが剥き出しにえぐられていく感じ。ぞっとしつつも面白かった。2時間半くらいあったと思うけど、引き込まれていき、神戸で撮影されていることも忘れるくらいだった。角田光代の原作も読んでみようかな。そして、この映画にも池松荘亮が。

帰り道、友とカルビ丼かき込みながらお互いの近況を報告し、数日後に会う約束をして別れる。夫は東京出張中なので、帰宅してから電話でお互いのたわいもない1日について報告しあうと、電話の最後の方でふとつきあっている頃のような感じがして、その感覚がちょっと懐かしく思えた。

https://www.youtube.com/watch?v=TcTe6m5U7ZI:MOVIE