本田の英語

先日の本田のACミラン入団記者会見を聞いて感動した。

彼の英語は、決して発音がいいとか、難しい単語を使ってるとか、文章がこなれてるとかではない。ぱっと聞く限り、英語が上手というわけでもない。でも、自分の言葉で、言いたいことをしっかり伝えている。原稿を読むわけでもなく、暗記してきた文章を読むわけでもなく、日本語を選ぶように英語を選んでいた。簡単な言葉の中にもユーモアを交えて、でも記者の目をまっすぐに見まがら、自分の信念をしっかり伝えていた。

自分に置き換えて考えてみると、間違えない英語を話そう、かっこよく話したい、こなれた英語を喋りたいという俗っぽい考えが先にきてしまってないか。かっこつけず、伝えたいことをしっかり自分の言葉で伝える。当たり前だけどできていない自分を見直すきっかけになった。グラッチェ、ホンダ。