1.17

tomokito2014-01-17

途中で仕事を抜け、阪神・淡路大震災のメモリアルイベントに参加。震災直前に生まれたという今年成人した若者達の宣言や子ども達が歌う「しあわせ運べるように」に在りし日の神戸を思い、あぁ私はこの町が心から好きだと思った。その場にいるだけで涙がこぼれる。メモリアルの鐘を鳴らし、献花して、亡き人々に祈りを捧げた。

私が働くこの地域は震災前工場地帯だったのだけど、軒並み液状化を起こし、辺り一帯を取り壊してできた地区だ。ふと顔を上げると、そこにはもうまるで前からずっとあるように商業施設やオフィスビルが建っていて、町はこうやって景色を変えながら馴染んでいくのだと思った。「仕事中であってもメモリアルイベントには自由に、むしろ率先して出席して下さい」という理解の深い職場で働いていることに感謝する。

夜は夜で録画していたNHKの震災番組を見ながら夫と泣く。「しあわせ運べるように」を泣かずに聞くことができない。子ども達が歌う合唱ならなおさらだ。

http://www.youtube.com/watch?v=WwNkd1YnQ3E:MOVIE