純化していく夫婦の愛情

tomokito2013-04-03

年度末の激務が少し落ち着いたので、1日お休みを取って春休みでのんびりしている夫とデートとか。

普段あんまり行かないこじゃれ系のお店でランチしてから、大丸で買い物して、映画「愛、アムール」。これは1年くらい前の新聞に監督であるミヒャエルハネケの記事を読んでどうしても見たいと思ったカンヌでパルムドールを取った映画で、病気で弱っていく妻を自宅で献身的に世話をしながら妻を看取る夫婦の姿を淡々と描いている。自分の中の葛藤や家族の意見や一般的ななにがしやに揺れつつも、本当に愛することに行き着いていくところにぐっとくる。記事の中で監督が「妻と、自分達が同じ状態になっても離れないでいようと話し合い、その約束が元になった」とあったけど、私達もそうありたい。

映画の余韻をひきずりつつ、半年に一度の眼科定期検診へ。10年近く前に患った黄斑変性症のチェックや眼圧や視野検査など。飛蚊症ともこれから長いことつきあっていかないといけないかもしれない。瞳孔が開ききったまま眼科のある明石から帰ったので、携帯のメールや時計、電車の時刻表も読めないというもどかしさ。目の焦点があうという当たり前のことがいかに恵まれているかを半年毎に思い出し、そしてすぐ忘れる。

http://www.youtube.com/watch?v=626RPRSHPn0:MOVIE