「ツレがうつになりまして」

ここ最近ずっと仕事が忙しかったのだけど、今日で一段落ついたので、突発的に映画を見に行く。いわゆるツレうつ。ふらっと見に行ったのであんまり期待していなかったのだけど、予想以上に良くて、涙がほろり。また一つほろり。もちろん、映画化に向けて美化しているところはあるとは思うけど、夫婦の在り方や身近に鬱病の患者を持つということに対して色々考えられるいい映画だった。宮崎あおい堺雅人、めちゃくちゃええよ。

映画を見ながら1つ思い出したこと。それは、結婚前に夫に「ともは鬱病に対して偏見を持ってる」と言われたこと。私自身はそんなつもりは全然なくて、むしろ鬱病を患っている友達がいるからこそ、自分は身近に感じて考えられていると思っていたので結構ショックだった。でも、客観的にそう感じた人がいるってことは、そう感じさせる何かがあったということ。偏見なんかないと思っている自分は、実はただそう思いたいと思っているだけで、心の奥底の方は実はそうではないかもしれない、そしてそれは本人ですら気が付いてなくて、それがかえって人を傷つけるのかもしれないと思ったりしたことを思い出した。

自分が鬱になったら相手はどう私に接するのだろう、鬱な自分は相手にどう接するのだろう、逆に相手が鬱になったら自分はどう接するのだろう、どう接したいだろう、そんな諸々を考えながらチャリを漕いで家路に向かい、近所のバーで夫と夫の同僚夫妻とワインを飲んだ。オススメ映画です。

http://www.youtube.com/watch?v=CKw7QFw2ZzM:MOVIE