人生を振り返る作業

先週末に続いて、自身のキャリアパスや途上国での現場経験について話をする機会を得た。

今日は大学の「国際開発論」という授業の1コマで、3回生が中心だったので、就職活動時の葛藤や悩み、その後の仕事選びの基準や譲れないこと、そのときどきの人生のプライオリティなどについて話をする。関西に戻ってきたのは祖母と最後の時間を一緒に過ごすためだったという話をするときは、どうしても声がうわずってしまい、それを隠そうとして余計に変なとこから声が出てしまう。海外で仕事をするということは、もしかしたら大切な人が死んでしまうときに、傍にいられないかもしれないということ。それくらいの覚悟があるかどうかって話をまぜるのは、昔は覚悟あると思っていたそれが少しずつ揺らいできたからか。おばあちゃん、聞こえてますか。

授業の後に30分質問タイム、それから授業後に個別の質問を受け付けた後、さらに色々話を聞きたいという人たちと一緒にカフェで彼らの悩み相談とか。若いうちはたくさん悩んでたくさん迷ってたくさん揺れればいいと思う。大学性の特権だからね。職場へ戻る帰り道、今日の授業に出てくれた人たちの感想文を読んで、うまく話せたかどうかは分からないけれど、今日あの授業で今の自分が素直に感じることをそのまんま話して良かったと思えた。

話すという作業は、自分の人生を振り返る作業でもある。最近、話すことはそんなに嫌いじゃない。