根っこのところ

ドナー仲間が送別会をしてくれた。赴任してすぐ、色んな国・機関が集まる教育会議に参加したんだけど、とにかくみんなが我先にと声を発し、その勢いについていけず、最初の会議では一言も発言することが出来なかった。

でも、今2年を振り返ってみると、彼らによく助けてもらった。つたないスペイン語を噛み砕いて理解してくれ、この国の流儀を教えてくれ、延々と議論する中で方向性を確認させてくれ、色んな気づきをくれた。各国の方針や見解や方法は違っても、この国の教育を良くするためにここにいる、そのシンプルな目的はみんな同じなんだと思う。

複雑になると色々見えなくなるものも多いけど、根っこのところのシンプルな目的や原点を忘れないでいさせてくれる人達だった。