平和を願うコンサート

昨日の日曜日、本当であればテグシガルパの大統領府の外の広場で無料コンサートが行われる予定だった。メンバーは、スペインのAlejandro Sanz、Miguel Bose、コロンビアのJuanesドミニカ共和国のJuan Luis Guerra、アルゼンチンのDiego Torres。ラテン音楽好きなら鳥肌もんのそうそうたるメンバー。言ってみれば、サザンとコブクロくるりと民生とウルフルズが一同に介する無料コンサートと言ったら、この鳥肌具合が伝わるだろうか。

これはラテン音楽界のミュージシャン達が集まって、政情不安定なホンジュラスを元気付けようと企画されたものだった。音楽こそが国境や対立に関係なく共感できるものだと嬉しくて、すごく楽しみにしていたのに、暫定政権はホンジュラス人の音楽じゃないからという理由でコンサートを中止にした。分かってないよ。どんなデモ行進より、どんな集会より、どんな演説より、こっちの方がずっと平和に近い。いい音楽は、きっとセラヤ派の人達もミッチェレティ派の人達も両方を幸せにする。政党が違っても、国籍が違っても、人種が違っても、同じものを共有する、同じものを美しいと思う、そうやって共感できる気持ちを分かち合うことが平和への一歩なんじゃないのかな。清志郎やジョンレノンが歌っていたのも、こういう平和のためだったと思う。

コンサートが中止になった今、来るはずだったミュージシャン達の音楽を聴いて、1人家で拗ねてます。

http://www.youtube.com/watch?v=8ztjo-sd7f0:MOVIE