同僚の死

昨日の朝早く、前の職場の同僚が亡くなった。突然の心臓発作、50歳ちょっとだった。先週会ったときはいつもの笑顔だったのに、人生っていうのは本当に分からないものだ。

昼ごはんを一緒に食べると「この国はいかん。政治が乱れすぎとる。真っ直ぐに教育を思ってる人が一体どれだけいるってんだ」そうやっていつもあつく語ってた。エネルギッシュでアクティブだった。怒ると顔が真っ赤になった。握手をするときはいつも固くがっちり手を握ってくれた。

突然の死だったけれど、それでも昨日のお別れ会や今日の御ミサはどことない穏やかさを感じた。キリスト教という宗教のせいだろうか。集まった色んな人が彼との思い出話をして、楽しかった日々を振り返ったりしていた。神父さんが御ミサの最初ににこやかにこう言われたのがとても印象に残っている。「人はみんな死ぬんです。ここにいるあなた達も、全員がいつかは死ぬんですよ」と。

どうぞ安らかにお眠り下さい。