私と手帳の距離感

手帳を使い始めるときって、妙な緊張感がある。新しい誰かと仲良くなるときみたいに、近づきたいけどいきなり近づきすぎるのはやめておいた方がいいような、微妙な距離感っていうのかな。

毎年使っているほぼ日手帳だけど、それでも一番最初になにかを書き始めるときはドキドキして、私の中に存在する最上のよそいき文字を使って書く。文字がマス目からはみ出ないように、文字の大きさが揃っているように、ボールペンは太すぎないやつで、自分なりのルールを決めて。

使い始めて２週間ちょい。最近ちょっとずつ乱れてきた。仲良くなってきた。信頼感が出てきた。そろそろ敬語を使わないでいいよね、って感じかもしれない。人とモノの距離感って、意外に人と人の距離感に似てるのかもしれないなんて思いながら、ちょっとずつくだけながら近づいてる。