叱られた直後に鼻歌

来週大きなイベントを控え、今日の昼までに絶対に提出しなければいけない原稿があるのに、アシスタントがのほほんとしている。原稿の書き直しや確認をお願いするたびに、毎回単純なミスの連発。一度ならまだしも二度も三度も同じ間違いを繰り返すので、イライラして声を荒げてしまった。「さっきも、言ったよね」なんて、一番言いたくない言葉なのに。

きつい言い方をしてしまった自分に嫌気がさしていたら、アシスタントは横で鼻歌。え、まじで?あんな何度も叱ったのに?びっくりするのと呆れるのと同時に、なんかほっとした。

この人のこの前向きさというか、立ち直りの早さに、実は私が助けられているのかもしれない。