ラジオから

中学入学のお祝いに買ってもらったのがラジカセ。当時はCDが出始めた頃で、まだCDを持っていなかった私が買ってもらったのはカセット付きのもの。

それから、毎日ラジオを聞くようになり、中学時代は阪神戦の中継やヤンタン、高校に入ってからは野球中継やヤンタンを聞くのと同じくらいの頻度でFMを聞くようになり、大学時代は常にFM802を聞いていた。アオキ家の朝は今でも「おはようパーソナリティー道上洋三です」だ。テレビで流れる芸能ニュースは興味ないけど、昨日の阪神戦で誰が活躍したかかを聞くのは楽しいし、朝から六甲おろしが流れるのは非常に気分がいい(ただし六甲おろし阪神が勝ったときのみ)。今はFM802の朝のDJがヒロティーことヒロ寺平なので、802を聞くのも気持ちいい。私がテレビよりラジオ好きなのは、中学から自分の中に形成されたラジオ文化のためだろう。就職のときにも、最後まで迷ったのがコンピュータ会社に入るか、FM局に入るかだった。

好きな音楽は大体ラジオがきっかけになることが多かった。いい曲だなと思った曲やタイトルは曲名を書き留め、カセットに録音したりしていた。コマーシャルやDJの声が入らないように最新の注意を払って録音ボタンを押す技術も身につけた。そうして好きになった音楽の1つがRCサクセション。最初に好きになったのは「雨上がりの夜空に」で、その後ラジオでよく流れていた「トランジスタ・ラジオ」や「スローバラード」も好きだった。清志郎のルックスにはびっくりしたし、化粧をする男なんてヤだ!とも思ったけど、反社会的な歌詞やパンチのあるロック、しゃがれた声が好きだった。当時は歌詞に隠された裏の意味なんてきっと分かっていなかったけど、社会に対するメッセージとか、ダイレクトには歌えない男女のあれこれや、まっすぐなロックとか、やっぱりいい。テレビでガムを吐き捨てたりする態度は全然好きになれなかったけど。

というわけで、話が清志郎にそれてしまったけど、ラジオ大好き!